快適なお部屋の環境を構成する材料として、繊維製品の果たす役割は大きく、その中でもカーテンは最も重要な役割を占めています。

私たちが生活する上に必要な感性の満足という面では、カーテンに勝るものはありません。カーテンは装飾性、機能性、設備を一体とした相乗効果をもたらしてくれます。それはインテリアをコーディネートする時の重要なエレメントで、カーペット、クロス、家具、照明と共にトータルにコーディネートされてこそ、その装飾性が発揮されます。

このようにお部屋のイメージを決める装飾性が最大の目的になりますが、同時に機能面では、調光、視線の調節、断熱、保温、吸音などの機能的な役割もあります。

これら美しくコーディネートされたカーテンは、私たちの生活に楽しさ、安らぎをもたらしてくれ、窓辺にあってお部屋全体の雰囲気を作り出すのに大きな影響を与えます。またそれは窓装飾として、窓の内と外に対する装飾性と間仕切りとしてのパーテーション、あるいは壁面装飾としてのタペストリーの用途もありますが、それぞれのお部屋の目的用途にあったカーテンが選択されねばなりません。

昨今では、カーテンは最もファッション性が高く、コーディネート感覚が取り入れられ、優れた装飾性を持った豊かなインテリアライフの創造ができ、カラー、テクスチャー、スタイルが選び方のポイントになっており、「使いこなし」の時流にあります。

それにはまずそれぞれのお部屋の表情を決めるインテリへイメージを設定することも大切なことです。住まわれるご自身のライフスタイルをベースに、用途・イメージ・窓の形態によって、多彩な展開があります。視覚的に室内装飾で最も部屋に美的インパクトを与えるのが、窓装飾である事を考え、カーテン選びにあたって、家の形・お部屋の広さ・ご自身の趣味・趣向・生活様式・ご家族の構成も合せて、その部屋の用途と機能を考慮して素材・色・柄・テクスチャー及びスタイルなどを考えねばなりません。

同じカーテン地を使っても、お部屋によって全く違った雰囲気を醸し出します。さらに、同じお部屋でも吊り方やスタイルによっても、得られる効果、雰囲気は大きく異なってきます。カーテンは単なる布地として、目隠しや日除けではなく付加価値ばかりかインテリアエレメントとしての価値を持っており、室内のみならず、家の外に向けて窓を美しく飾る時流にあります。

なんといっても大きな特徴は装飾性ですが、前述のように機能的には遮光性・遮蔽性・透視性・防音性・開閉の自由・耐洗濯性・加工性・利便性などがあり、生地の種類も多く優れた性能を持っています。繊維の持つ優雅さ・華やかさ・軽やかさ・やわらかさ・重厚さなどと共に色彩・パターンの豊富さは、他に見られない特性です。

＊部屋の機能や窓のタイプに併せてその部屋の目的に最も調和した窓の演出には、

①どんな形の窓がどのような位置にあるか。

②窓とその周囲をどうカバーするか。

③カーテンとその他の窓装飾品の組み合わせパターンをどれにするか。

④素材は何が適しているか。

⑤レールなど関連商品は何が良いか。

⑥家具調度品とのバランスをどうするか、等など。

モリソンではこれらを考慮して提案いたしております。